チャットボットの導入方法・選び方を解説!無料のサー ビスも紹介
更新日 2024年12月25日
チャットボットの導入期間は、一般的に1週間から3ヶ月ほどです。しかし、導入方法や選び方を誤ると、予想以上に時間がかかることがあります。せっかく業務効率化や顧客対応の自動化を目指して導入するチャットボットも、スムーズに運用できなければ期待していた効果を得ることができません。
そこで本記事では、チャットボットの導入方法と選び方を徹底解説。無料で試せるおすすめのチャットボットも紹介しています。チャットボットを効率的に導入したい方はぜひ最後までご覧ください。
チャットボットの導入方法
チャットボットとは、ユーザーからの問い合わせに対してリアルタイムで回答できるシステムのことです。サポートスタッフを配置する必要がなく、24時間365日いつでも対応できるメリットがあります。近年、「カスタマーサポート」や「社内問い合わせ対応」の自動化のため、チャットボットの導入を進める企業が増えてきています。アルプス システム インテグレーション株式会社の調査によると、Microsoft 365を活用している企業では、社内向けチャットボットの導入率が26.4%に達しています。
また、問い合わせ対応の際、チャットボットを利用することで、担当者に直接確認する場合と比べて業務負担が低減されることがわかりました。実際、「チャットボットで確認」は業務負荷が38.8%と比較的低く、効率的な情報取得が可能であることが示されています。こうしたデータからも、チャットボ ットの導入は効率化に有効であるといえるでしょう。
まずここでは、チャットボットの導入方法を解説します。
- チャットボットの導入目的を整理する
- 設置プラットフォームを選定する
- 運用体制を構築する
- チャットボットを比較選定する
- 提供会社に連絡し無料トライアルを試す
- FAQとシナリオ作成する
- 社内にチャットボット導入を周知する
- 本格運用を開始する
1.チャットボットの導入目的を整理する
まず、チャットボットを導入する目的を明確にしましょう。よくあるチャットボットの導入目的は以下の通りです。
チャットボットのタイプ | よくある導入目的 |
---|---|
社内向け | ・従業員からの問い合わせ対応を自動化したい・社内ナレッジを共有して、教育コストを削減したい |
顧客向け | ・LINEを使って、新規顧客を獲得したい・商品購入後の質問対応を自動化したい |
まずは、「誰向け」にチャットボットを導入したいのか明確にしてから、チャットボットの候補を絞ります。
2.設置プラットフォームを選定する
次に、チャットボットの設置プラットフォームを選定します。
導入目的 | 設置プラットフォーム例 |
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社内向け | ・Slack・Microsoft Teams・LINE WORKS |
顧客向け | ・ホームページ・ECサイト・LINEトーク画面・Facebook Messenger |
社内向けのチャットボットは、従業員が日常的に使用しているSlackやMicrosoft Teamsといったチャットツールへの設置がおすすめです。普段から使い慣れているプラットフォームに設置することで、チャットボットの利便性をさらに高めます。