おすすめAIチャットボット10選を比較!導入メリットや成功事例も紹介
更新日 2025年03月05日
コロナ禍以降、オンラインでのやり取りが格段に増えたことで、問い合わせ対応や顧客サポートへの負荷が一段と高まっています。その解決策の一つとして注目されているのがAIチャットボットです。定型的な質問への対応から高度な自然言語処理を用いた会話まで、自動で顧客対応できる仕組みが企業の間で急速に広がっています。しかし、「種類が多すぎて、自社に最適なAIチャ ットボットがわからない」という声も耳にします。
本記事では、数あるAIチャットボットの中から、おすすめの10サービスを厳選して紹介。それぞれの機能や特徴、料金プランなどを比較することで、自社の課題やニーズに最適なサービスを見つけられます。 さらに、導入のメリットや成功事例も紹介するので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
AIチャットボットとは

AIチャットボットとは、人工知能(AI)を搭載し、人間のように自然な会話でコミュニケーションを取るこ とができるチャットボットです。ウェブサイトやアプリ上で自動的にユーザー対応を行うことで、企業のウェブサイトやサービスにおける、問い合わせ対応や手続き案内などを効率化できます。
従来のチャットボットとの大きな違いは、AIによる学習能力です。AIチャットボットは、膨大なデータからユーザーの行動パターンや質問の意図を分析・学習することで、より的確で自然な回答を生成できるようになり、スムーズなコミュニケーションを実現。業務効率化、顧客満足度の向上、コスト削減など、企業にとって多くのメリットをもたらすAIチャットボットは、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
アルプス システム インテグレーション株式会社の調査によると、社内問い合わせの際、チャットボットを利用することで、担当者に直接確認する場合と比べて業務負担が低減されることがわかりました。「担当者(総務・管理部、ヘルプデスクなど)へ直接確認」の業務負荷が51.1%に対して、「チャットボットで確認」は38.8%と低く、効率的な情報取得が可能であることが示されています。こうしたデータからも、チャットボットの導入は効率化に有効であると言えるでしょう。

※出典:PRTIMES 『ALSI 社内問い合わせ対応とその自動化に関する利用実態調査を発表』
チャットボットの種類|シナリオ型とAI型と生成AI型
チャットボットには、大きく分けて「生成AI型」「AI型」「シナリオ型」の3種類があります。
種類 | 概要 | メリット | 活用事例 |
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シナリオ型 | 事前に登録されたシナリオに沿って回答する | 事前準備した内容を確実に回答できる | ECサイトのFAQ、ホテルの予約受付 |
AI型 | AIが過去の質問を学習し、回答精度を向上させる | 表記ゆれや複雑な質問に対応可能で柔軟性が高い | 金融機関の問い合わせ対応、顧客の行動履歴に基づくレコメンド |
生成AI型 | 生成AIを活用し、リアルタイムで回答を生成する | FAQの準備が不要で、初期設定の工数を大幅削減できる | カスタマーサポート、コンテンツ作成 |
シナリオ型チャットボット は、あらかじめ設定されたシナリオに沿ってユーザーを誘導し、FAQなど決まったパターンの質問に回答することを得意とします。
AI型チャットボットは、人工知能(AI)を搭載し、自由なテキスト入力によるユーザーとの対話を可能にします。膨大なデータから学習し、ユーザーの質問の意図を理解して最適な回答を生成します。そのため、複雑な質問や会話の流れに沿った柔軟な対応が可能です。
生成AI型チャットボットは、その名の通り、生成AIを搭載しているチャットボットのこと。生成AIで有名なChatGPTはAPIが公開されているため、自社サイトのチャットボットとして導入することもできます。
どのタイプが最適かは、目的や対応範囲などを考慮して決定しましょう。