三菱UFJ銀行、生成AIロープレ「Finatext AI 営業アシスト」を導入。保険販売の提案力強化へ
更新日 2026年05月11日

【この記事はこんな方におすすめです】
- 金融機関で、保険販売を含む提案型営業の育成を効率化したい人材育成・営業企画担当者
- 対人ロープレや研修の工数が不足しており、現場の提案力を底上げしたい方
Finatextは5月7日、生成AIを活用したロールプレイングツール「Finatext AI 営業アシスト -AIロールプレイング-」を三菱UFJ銀行に提供開始したと発表しました。
三菱UFJ銀行は保険商品を扱う行員の提案力底上げと育成基盤の強化を目的に、まずはトライアル運用から 開始し、将来的には保険販売を担うすべての行員への展開も視野に入れるとしています。

「Finatext AI 営業アシスト -AIロールプレイング-」の主な特徴
本サービスは、生成AIによって構築された「仮想の顧客」を相手に、音声で商談練習ができるロールプレイングツールです。
Finatextグループが保険事業を行ってきた実績に基づき、単なる会話練習にとどまらない実務に即したシナリオを用意しているため、導入後すぐにトレーニングを開始できるとしています。
主な特徴として、以下が挙げられています。
- 対話を通じた実戦的スキルの習得:顧客の反応に応じた柔軟な対話力を養い、営業スキルの基礎を効率的に習得
- 成功パターンの標準化:プリセットシナリ オに加え、顧客ペルソナ、取扱商品、評価基準(採点ロジック)を育成課題に合わせてカスタマイズ可能
- 金融機関水準のセキュリティ:大手金融機関のミッションクリティカルな基盤として活用されているクラウドインフラ上で稼働するとしています
導入の背景
金融業界では、顧客ニーズの多様化に伴う保険商品の複雑化に加え、コンプライアンス遵守の高度化、労働人口減少による育成リソース不足が課題となっています。
こうした状況の中、対人研修やマニュアル学習だけではカバーしきれない実践的な対話スキルの習得が急務だといいます。
こうした状況の中、対人研修やマニュアル学習だけではカバーしきれない実践的な対話スキルの習得が急務だといいます。
三菱UFJ銀行では行員の営業力底上げと持続可能な育成基盤の構築を目指し、テクノロジーの活用を検討してきました。
今回の導入にあたり、Finatextは三菱UFJ銀行が評価したポイントとして以下を挙げています。
今回の導入にあたり、Finatextは三菱UFJ銀行が評価したポイントとして以下を挙げています。
- 生成AIによる自然な会話と、詳細な顧客ペルソナ設定:仮想の顧客を相手に、音声でインタラクティブに商談練習ができ、現場状況に即した柔軟な対応が可能
- 採点機能とフィードバックコメント:評価基準に基づく採点と、改善に向けた示唆を得られる
- 拡張性:保険商品に限らず、将来的に他の金融商品へのロールプレイングにも応用できる
AI最強ナビ編集部コメント
保険販売の現場では、商品理解に加えて「ヒアリング→提案→懸念対応→クロージング」までの対話設計が必要になる一方、対人ロープレには指導者の時間が必要で、育成がボトルネックになりやすい領域です。
今回の発表は、生成AIを"会話の相手"として使い、ペルソナ設定・採点・フィードバックまで一体化した形で、提案力の底上げを狙う取り組みといえます。
特に、採点ロジックや顧客ペルソナをカスタマイズできる点は、支店ごとの顧客層や商品ラインナップの違いに対応できるという意味で、大規模な金融機関への展開に親和性が高いといえます。
また、音声を使ったインタラクティブな練習形式は、テキストベースの研修に比べて実際の商談感覚に近く、スキル定着の面でも効果が期待できそうです。
また、音声を使ったインタラクティブな練習形式は、テキストベースの研修に比べて実際の商談感覚に近く、スキル定着の面でも効果が期待できそうです。
まずはトライアルから始めると しているため、今後どのように活用範囲を広げていくのか、また他商材・他領域へ応用が進むかも注目点になりそうです。




