マイナビ、AI面接サービス「WHAT」を提供開始。採用基準の言語化から面接分析まで支援
更新日 2026年04月24日

【こんな方におすすめ】
- 採用基準や面接評価のばらつきに課題を感じている人事担当者
- 自社で活躍する人材像を言語化し、選考プロセスに反映したい採用責任者
- AI面接や採用DXの導入を検討している企業担当者
マイナビは4月22日、MQueと共同で、企業固有の活躍人材基準の設計からAI面接、分析までを一貫して支援するAIサービス「WHAT(ワット/With Humanized AI Torch)」を開発し、4月より提供を開始したと発表しました。

「WHAT」は、AIとの対話を通じて企業ごとの「活躍人材像」を整理・可視化し、採用基準の策定から面接設計、候補者の分析までを支援するサービスです。人事担当者や現場のハイパフォーマー、マネジメント層、経営層などへのインタビュー内容をAIが整理し、企業ごとの人材基準として可視化します。
AI面接サービス「WHAT」の主な特徴
- 企業固有の活躍人材基準をAIで設計:インタビューAIを活用し、人事担当者や現場のハイパフォーマー、マネジメント層、経営層などから、採用に対する考え方や評価視点を収集します。収集した情報はAIが自動で整理・構造化し、入社後に活躍する人材の行動・判断・思考パターンを人材基準として可視化します。

- 人材基準に沿った面接をAIが構築:設計した人材基準をもとに、AIが面接内容を構築します。経験の深掘りやケース面接など、確認したい能力に応じた質問設計により、候補者の行動特性や思考の傾向を引き出します。
- 面接結果 の分析・スコアリングに対応:面接で得られた内容をもとに、人材基準に沿って候補者の行動特性を分析し、項目ごとのスコアを算出します。分析結果は、人事担当者が候補者をより深く理解するための参考情報として提供されます。
- レポート生成と採用プロセス改善に活用:候補者ごとの強みや特徴、次の選考で確認すべきポイントをまとめたレポートを自動生成します。候補者向けのフィードバックレポートにも活用でき、蓄積されたデータは次年度以降の採用プロセス改善にも役立てられます。
採用基準の言語化が求められる背景
マイナビによると、大卒新卒社員の3年以内離職率は33.8%に上っており、採用投資に見合う人材の定着が企業の課題になっています。
新卒採用では、「人柄・性格」「向上心」「協調性」といったヒューマンスキルが重視される一方で、その評価内容が十分に言語化されないまま、立場や経験の異なる社員が面接官を務めるケースがあります。
その結果、評価軸や判断基準が揃わず、企業としての「活躍人材像」が共有されないまま採用が進んでしまうことも少なくありません。
近年は、こうした課題への対応策として「AI面接」を取り入れる企業も増えています。ただし、企業ごとに異なる「活躍人材像」を面接や分析に十分反映できていないケースも少なくありません。
こうした状況を受けて開発されたのが「WHAT」です。AIとの対話によって企業固有の「活躍人材像」を整理・可視化し、採用基準づくりから面接の実施、分析までを一貫して支援します。
AI最強ナビ編集部コメント
AI面接は、面接設計や候補者分析にAIを活用する手段として注目される領域です。一方で、採用活動では、候補者をどう評価するかの前に「何を評価するのか」を明確にしておく必要があります。
今回発表された「WHAT」の特徴は、企業ごとの活躍人材基準をAIとの対話によって言語化し、その基準を面接設計や分析に活用できる点にあります。
人事担当者や現場のハイパフォーマー、経営層などが持つ評価視点をAIが整理し、人材基準として可視化することで、面接官ごとの評価軸 や判断基準のばらつきを抑えることが期待されます。
特に新卒採用では、スキルや経験だけでなく、行動特性や思考の傾向などを見極める場面が多くあります。こうした要素を評価するうえでも、採用基準を言語化し、選考プロセス全体で共有できる仕組みは重要だと言えそうです。