メルカリ、WorkatoのAgentic AI基盤で人事評価アナウンス工数を削減|年間約250人日を半分以下に
更新日 2026年06月22日

【この記事はこんな方におすすめです】
- 複数ツールにまたがる社内業務を、ガバナンスを保ちながら効率化したい方
- 全社規模で自動化を運用・拡大するための設計や体制づくりのヒントが欲しい方
Workatoは6月11日、Agentic AI活用事例の第一弾として、メルカリのWorkato活用事例を公式サイトで公開しました。
Workatoは「エージェンティック・オーケストレーション・プラットフォーム」を提供する企業です。
Workatoは「エージェンティック・オーケストレーション・プラットフォーム」を提供する企業です。
メルカリは、複数の自動化ツールが乱立し、ガバナンスとセキュリティの確保が困難になっていたことを背景に、Workatoを全社統合基盤として採用したとしています。
メルカリが直面していた課題
メルカリグループが大規模組織として事業拡大する中で、「スプレッドシート等による手作業管理の非効率」「社内アナウンス業務の非効率」「自動化ツールの乱立によるガバナンスとセキュリティ確保の難しさ」という3つの構造的な問題が深刻化していました。
そのうえで、「個々の業務課題を解決しようとするほど、全体のガバナンスが崩れていく」という矛盾を解消するために、「ガバナンスを保ちながら現場が自律的に使い続けられるか」を重要な基準としてWorkatoを全社統合基盤に採用しました。
導入後は200以上の自動化レシピが稼働し、7万件以上のタスクが自動実行される規模に成長しています。
具体的な成果|社内アナウンスの自動化で年間250人日を半減
成果として紹介されている取り組みの一つが、Workbot for Slackを基盤に独自構築した「Slackスマートアナウンス」です。社内アナウンスの配信、未回答者への自動リマインド、回答管理までを自動化し、リマインドの配信時間も設定可能にしました。
これにより、2,000人規模の人事評価アナウンスでは年間約250人日もの工数が費やされていたところ、アナウンス業務の工数を半分以下に圧縮することに成功しています。
また財務領域では、NetSuiteで生成した全銀フォーマットファイルをインターネットバンキングへアップロードする作業を自動化し、年間80人日の工数削減を実現しています。
AI最強ナビ編集部コメント
本事例で目を引いたのは、「ガバナンスを保ちながら現場が自律的に使い続けられるか」を採用基準に置き、全社の統合基盤として自動化を育てている点です。
便利な自動化が部署ごとに増えるほど、ツールの乱立や権限管理の複雑化が起きやすいため、早い段階で“土台”に投資している姿勢が印象に残りました。
自動化の成果を出しながら、運用規模(レシピ数・自動実行タスク数)を拡大している事例は、同じ悩みを抱える企業にとって参考になるはずです。
参考ニュースソース
著者
AI最強ナビ編集部
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