大東建託、AIで監査DXを推進|リスク予兆の可視化や内部統制強化へ
更新日 2026年07月10日

【この記事はこんな方におすすめです】
- 監査業務や内部統制の高度化にAIを活用したい方
- 監査ログなどのデータを活用し、リスク予兆を早期に把握したい方
- 監査DXを内製化し、教育や現場支援につなげたい方
dotDataは7月8日、AIデータ分析プラットフォーム「dotData」が大東建託に導入されたと発表しました。
大東建託は、データドリブン経営の推進と高度化を目的に同サービスを採用しました。まずはグループ監査部の監査DX領域で実装を開始し、内部統制の強化や管理業務の効率化に活用します。
大東建託は、データドリブン経営の推進と高度化を目的に同サービスを採用しました。まずはグループ監査部の監査DX領域で実装を開始し、内部統制の強化や管理業務の効率化に活用します。
監査DXの内製化と健全な組織文化づくり
大東建託は、DX戦略の一環として、グループ全体でデータ利活用を定着させることに加え、人的資本経営の推進にも取り組んでいます。今回のdotData導入は、その取り組みをさらに進めるための施策です。
まずはグループ監査部で、監査業務に継続的なデータ活用の仕組みを取り入れます。これまで専門知識や経験に頼る場面があった監査業務に対し、AIで膨大なデータを分析することで、人では気づきにくい複雑なデータパターンを早期に可視化します。
データから得られた気づきをもとに、教育や現場支援などのアクションにつなげ、従業員が安心して業務に取り組める組織文化の維持・醸成を目指します。
実証実験で確認された主な効果
導入前の実証実験では、dotDataの特徴量自動設計技術を活用し、業務効率化・非構造データの活用・新たなリスク予兆の可視化という3つの観点で有効性を確認しました。
- 属人的判断の見直し:経験則や属人的な判断に頼りがちだった監査業務に対し、データに基づく客観的かつ網羅的な分析が可能であることを確認しました。
- 非構造データの解析:監査ログなどのテキストデータから監査の意図やカテゴリを自動分類し、状況や時間的な変化を可視化できる点も示されました。
- リスク予兆の発見:働き方や業務プロセスに関する多様なデータを横断的に分析し、経験則だけでは見落としやすいリスク予兆発見への有効性が確認されました。
今後、大東建託は監査部での取り組みを先行事例として、AIを運用するDXの内製化を進める方針です。さらに、他の事業領域への展開も視野に入れ、全社的なデータドリブン経営の推進を目指します。
AI最強ナビ編集部コメント
監査業務は、リスクを見つけるだけでなく、現場が安心して業務を続けられる状態をつくる役割も担っています。一方で、判断には経験や文脈理解が必要な場面も多く、AIをどう組み込むかが難しい領域だと感じます。
今回の事例から学べるポイントは、AIを「監査担当者の代替」としてではなく、データから見えにくい兆しを拾う補助線として活用している点です。監査ログのようなテキストデータも含めて分析できれば、担当者が確認すべき論点を早く整理しやすくなりそうです。
参考ニュースソース
著者
AI最強ナビ編集部
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