バクラクビジネスカード、AIサービスの利用状況とコストを可視化する「AIトークンアドバイザー」を提供開始
更新日 2026年05月18日

【この記事はこんな方におすすめです】
・社内で複数のAIサービスを利用しており、利用状況とコストをまとめて把握したい経理・情シス・AI推進担当者
・部門/個人単位でAI導入が進み、請求額だけでは利用実態が追いにくいと感じている管理部門
株式会社LayerXは5月15日、法人向けカード「バクラクビジネスカード」において、AIサービスの利用状況とコスト管理を支援する「AIトークンアドバイザー」の提供を開始すると発表しました。
同機能により、支払い情報とAIサービスの利用実態をあわせて可視化し、企業のAI関 連支出を把握しながら活用を進められる状態づくりを支援します。
なおAIトークンアドバイザーは、バクラクビジネスカードを利用する企業を対象に、申し込みを受け付けたうえで順次提供されます。
AIトークンアドバイザーの機能概要
- 利用状況を「ユーザー/ツール/モデル」単位で把握:誰が、どのAIサービスを、どのモデルでどれくらい使っているかを確認できます。

- 複数AIツールの利用料を1画面で確認:AIサービスごとの利用料をまとめて表示し、全体像を把握しやすくします。
- 条件検索とCSV出力に対応:年月・ユーザー・ツールなどの条件で検索でき、CSV出力により社内での追加分析や確認にも活用できます。
- 費用対効果の確認・ツール選定の見直しにつなげる設計:単にコストを抑えるのではなく、支出に対して成果が得られているかを確認し、用途 に応じたツール/モデル選定の改善に活かす第一歩として位置づけています。
提供の背景
企業でのAI活用は、情報整理や開発支援、業務自動化など幅広い領域に拡大しています。一方で、部門単位・個人単位で導入が進みやすく、複数サービス併用や従量課金による費用変動も起こりやすいことから、支出管理が複雑化しやすい点が課題です。
IDC Japanの調査※によると、国内AI市場支出額は2025年の2兆3,725億円から2029年には6兆8,897億円へ、約2.9倍に拡大すると予測されています。LayerXはこの調査を引用し、AI関連支出を適切に把握・管理する重要性が高まっているとしています。
こうした背景を踏まえ、バクラクビジネスカードでは、AIサービスの支払い管理に加え、利用実態の把握を支援するAIトークンアドバイザーを提供するに至りました。
※2026年3月発表「Worldwide AI and Generative AI Spending Guide 2026V1」
AI最強ナビ編集部コメント
AIの導入が「個人の試行」から「全社のインフラ」に移るほど、見えにくくなるのが“どこで、どれだけ使われ、どれだけ支払っているか”です。
従量課金が中心のAIサービスでは、月次の請求額だけを見ても原因特定が難しく、逆に利用ログだけを追ってもコストの妥当性は判断しづらいことがあります。この分断が、AI活用の次の壁になりがちです。
今回のAIトークンアドバイザーは、支払いデータと利用状況を同じ視界に置くことで、AI活用を“止めずに”最適化するための管理レイヤーを用意した点がポイントです。
可視化が進めば、用途に対して過剰なモデルを選んでいないか、部門で重複契約していないか、といった改善の打ち手も具体化しやすくなります。
今後、利用料の変動要因や利用傾向の分析まで踏み込む機能拡充が実現すれば、AI支出のガバナンスと投資判断をつなぐ基盤として、経理・情シス・AI推進の共通言語になっていく可能性がありそうです。



