Bill One新機能「照合アシスト」提供開始|AIが表記揺れを自動判別し請求書照合を効率化
更新日 2026年06月12日

【この記事はこんな方におすすめです】
- 毎月の請求書照合業務を効率化したい経理担当者の方
- 請求書と納品・検収データの照合で、表記揺れや型番違いの確認に手間がかかっている方
Sansanは6月9日、経理AXサービス「Bill One」の新機能として「照合アシスト」の提供を開始したと発表しました。
請求書と納品・検収データの照合業務をAIがアシストする本機能により、これまで担当者が目視で対応していた表記揺れの確認作業を大幅に削減できます。特に多重化したサプライチェーンを持つ卸売・食品など、膨大な明細行を扱う業種での活用が期待されます。
照合アシストの主な特徴
- AIによる二軸評価:意味的な類似性と文字列としての近さの両面をAIが評価し、同義語・類義語を含む表記揺れを特定します。
- 「一致候補」の自動提示:金額も合致した品目を「一致候補」として照合結果に表示し、担当者はその結果を参照しながら作業を進められます。
- 型番・規格違いの高精度判別:「H007J-BL-1」と「H007J-RD-10P」のような細かな品番の違いも識別し、別商品として「一致候補」から除外します。
機能提供の背景と今後の展開
Sansanの検証によると、約3万行の請求書を対象とした調査で、半数以上の明細行に表記揺れが含まれていることが判明しています。
企業ごとに商品マスタが異なるため、「りんご」と「アップル」のように同一商品でも表記が異なるケースは日常的に発生します。
取引によっては数千行にもおよぶデータを担当者が目視で確認しなければならず、大きな負担となっていました。こうした課題を解消するため、本機能の開発に至ったとしています。
また、今後の展開として、担当者による照合・修正の結果を学習データとして蓄積し、AIが継続的に精度を高めていくプロセスの構築も開始していきます。

これにより、担当者が経験則から判断していた照合業務についても、AIが高精度に判別・提示できるよう進化し、属人的な対応をなくしていく方針としています。
AI最強ナビ編集部コメント
目視確認の手間を減らすだけでなく、使い続けるほど精度が上がる継続学習の仕組みまで視野に入れている点に、単なる効率化ツールにとどまらない設計思想を感じました。
背景には「担当者の経験則に依存した業務をなくす」という目標があり、属人化が常態化しやすい経理業務の課題に正面から向き合っている姿勢が伝わってきます。
AIが請求書照合の「サポート役」として定着すれば、経理担当者はより付加価値の高い業務に集中できるようになるでしょう。今後のさらなる機能進化にも注目です。
参考ニュースソース
著者
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