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RPAツール
【2025年11月】RPAツール62サービスを徹底比較!価格、導入実績一覧付き
最新のRPAツール62サービスを掲載しています。(2025年11月02日) 価格や無料・トライアルプランの有無、導入実績、特徴などを一覧で簡単に比較できます。
RPAツールとは
RPA(Robotic Process Automation)ツールとは、日々の定型業務をロボットにより自動化するためのツールです。
多くの企業が抱える課題として、日常的に繰り返し発生する事務作業やデータ入力に多くの時間を費やしていることが挙げられます。こうした業務は、手作業で行うため入力ミスが発生しやすく、作業効率の低下を招きます。RPAツールを導入することで、これまで人が手作業で行っていたデータ入力や集計、メール送信などの業務をロボットが代行し、労働時間の短縮やヒューマンエラーの削減が可能になります。
また、RPAツールによる定型業務の自動化で、従業員はより付加価値の高い業務に集中できるようになり、業務効率の向上や人件費削減が期待できます。
RPAツールの種類
RPAツールには、以下の3つの種類がありま す。
・クラウド型
・サーバー型(オンプレミス型)
・デスクトップ型(インストール型)
RPAツールの種類は、企業の導入目的や環境に応じて選択されます。
・クラウド型RPAツール
クラウド型RPAツールは、インターネットを通じて利用でき、初期コストが低く、導入がスムーズです。リモートワークにもおすすめで、自動アップデートやサーバー管理不要というメリットがあります。セキュリティはプロバイダーの対策に依存しますが、最新の技術で保護されているサービスが多いです。柔軟にスケールできるのもクラウド型RPAツールの特徴です。
・サーバー型RPAツール
サーバー型(オンプレミス型)RPAツールは、企業が自社サーバーで運用するため、セキュリティやカスタマイズに強みがあります。データ管理が厳しい金融機関や医療機関などで採用されることが多いです。ただし、初期費用や運用コストが高く、専用のITインフラや専門知識が必要です。
・デスクトップ型RPAツール
デスクトップ型(インストール型)RPAツールは、PCに直接インストールして使う手軽なツールで、導入しやすさが特徴です。オフラインでも動作するためインターネット環境に依存しませんが、RPAが作動している間はパソコンが占有され、ほかの作業を実行できないことに注意が必要です。
人気のRPAツール6選比較表
RPAツール比較一覧

Coopelは、業務の自動化を手軽に始めたい中小企業や個人にぴったりのRPAツールです。月額5,400円という圧倒的な低価格で、PC上の単純作業を一気に効率化。データの検索やダウンロード、Excelへのデータ記入、さらにはメールやSlackなどのメッセージ送受信も、すべてワンクリックで自動化可能です。 プログラミング知識不要で直感的に使えるため、専門知識がなくてもすぐに始められるのがポイント。定期的な作業も簡単に自動化でき、業務の効率化と時間削減を実現します。
- 破格の月額5,400円!コストを抑えて本格自動化
- 導入がスピーディー、3分で今すぐ使える
- 初心者でも使いやすい、シンプルで本格的な自動化機能
- 株式会社メルカリ /
- Sansan株式会社 /
- 株式会社HR Force


MotionBoard Cloudは、国内発のクラウド型BIダッシュボードで、社内外に散在するデータを一括収集し、可視化・分析を行います。豊富なチャートテンプレートや地図連携、リアルタイム更新などにより経営指標や現場データをわかりやすく表示。ドラッグ&ドロップ操作で誰でも使いやすく、アラート配信やモバイル対応など運用面も充実しています。
- 地図情報を活用した高度分析
- 新しいデータの入力にも対応
- 30種類以上のチャートを使い分け

UiPath Platformは、企業の業務を「いい感じ」に効率化してくれるRPAツールです。 たとえば、定型的な作業や繰り返しの多い作業を、自分で自動化できてしまいます。プログラミングの知識がなくても、ボタンをいくつか押すだけでロボットを作成できるので、ややこしいことを考えずに業務のスピードアップが実現できます。
- AIでプロセスを見つけ出す
- ロボットが人間と一緒に動く仕組み
- エンタープライズ向けの柔軟な運用基盤
- KDDI株式会社 /
- 伊藤忠商事株式会社 /
- 三井住友信託銀行株式会社

BizRobo!は、ソフトウェアロボットの導入や運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。繰り返しの入力作業やルーティンワークを自動化し、生産性の向上と業務効率化を実現します。専門的な知識がなくても簡単に操作でき、低コストで導入可能なのが魅力です。 見やすくわかりやすい管理画面を備えており、企業の業務プロセスを自動化する強力なツールとなっています。
- オブジェクト認識で安定した自動化を実現
- 地方自治体も安心のLGWAN対応
- サーバー不要で簡単導入、低コストで始められる
- 日本生命保険相互会社 /
- 三菱重工業株式会社 /
- 第四北越銀行
WinActorは、業務システム向けのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールです。繰り返しの入力作業や定型的な業務を自動化することで、生産性の向上と業務効率化を支援します。専門的なプログラミング知識がなくても簡単に操作できるため、ITに詳しくない方でもすぐに利用を始められます。 既存のシステムやアプリケーションをそのまま活用できるので、新たな環境構築の必要もありません。
- 単純作業・反復作業を簡単に自動化
- プログラミング不要で誰でも始められる
- 既存の環境をそのまま活かせる柔軟性
- 株式会社PFU /
- 株式会社ニチレイロジグループ本社 /
- 日本紙パルプ商事株式会社

Automation Anywhereは、いわば「みんなが使えるRPA」という感触のツールです。ITに精通していなくても、誰でも直感的に操作できるのが特徴で、まるでアプリを使うように、業務の自動化がどんどん進められます。 これがあれば、面倒な単純作業から解放され、より生産的な業務に集中できるようになることでしょう。
- AIが自動化に向けて業務を見つけてくれる
- 非構造化データも自動で整理して くれるAI機能
- Botのセキュリティ強化プログラムの提供
- 株式会社日立ソリューションズ /
- 第一生命保険株式会社 /
- アステラス製薬株式会社

AICONIC TechnologiesのRPAコンサルティングは、中堅・中小企業の業務自動化と効率化を支援し、建築業や不動産業、士業事務所、診療所など複数システムにまたがる定型業務の自動化に特化しています。業務の優先順位付けやフロー整理、RPA開発から導入後の運用まで一貫対応。さらに、操作マニュアル作成や設定変更、定期的なメンテナンスを通じて、RPAの定着と継続的な活用を後押しします。
- 業務自動化を見据えた全体設計と段階導入
- 中堅・中小企業に合わせた柔軟なサポート
- 導入後の継続運用と改善支援

MICHIRU RPAは、日本国内で開発されたRPAツールで、パソコン業務の効率化を支援します。AIによる学習機能や画像解析技術を活用し、請求書の作成やデータ入力といった定型作業を自動化。導入から運用までワンストップでサポートされており、操作もシンプルなため、業務の生産性向上とコスト削減に貢献します。
- 直感的な操作とAI活用で業務をスマート化
- 導入から運用までを支える一貫サポート体制
- 幅広い業務に対応し、コストと手間を削減

ロボオペレータ®は、あらかじめ決められたPC作業を自動で実行できる国産RPAツールです。画面上の画像認識を活用し、マウス操作やキーボード入力を再現することで、定型業務の効率化を支援します。プログラミング不要で誰でも扱える設計となっており、現場の担当者が自ら設定・運用できるのが特長です。さらに、現場経験のある専任スタッフが導入から運用まで並走し、業務改善をサポートする体制が整っています。
- 専門知識不要の簡単操作で現場主導の自動化
- 伴走型サポートで導入から運用まで安心
- 初期コスト不要で始めやすい月額プラン

QueenBOT RPAとは、PC上での事務業務を自動化するサーバー型のRPAツールです。 開発環境と実行環境を分離するアーキテクチャを採用しており、サーバーによる集中管理を可能にします。同一のライセンスで有人・無人の運用形態どちらにも対応でき、複数の端末へのインストールにも柔軟に対応します。また、実行環境にはフェイルオーバー機能が備わっており、万が一のトラブル発生時でも業務の継続が保証されます。
- ロボットを統合的に運用できるサーバー型RPA
- 1ライセンスで有人・無人の両方に対応可能
- 障害時にも業務を止めない高信頼な実行環境
NEC Robotic Desktop Automationとは、オブジェクト認識に基づくデスクトップ型のRPAツールです。Excel操作やWebシステムを活用した繰り返し業務を誰でも手軽に自動化できるのが特徴。直感的な画面設計と軽快な動作に加え、高い安定性と再現性を兼ね備えており、初めてRPAを導入する企業でも安心して導入・活用が可能です。
- 誰でも扱える直感的な操作で業務を自動化
- 高精度な動作再現と信頼性の高い運用
- 多彩なアプリと連携できる柔軟な自動化設計

penguとは、Excelを用いた集計や紙ベースの帳票処理など、定型作業を自動で処理できるRPAソリューシ ョンです。RPAだけでなく、ETLやOCRといった機能も統合されており、業務の複雑さにも柔軟に対応可能です。直感的に操作できる設計で、プログラミングの知識がなくても扱える点が特徴で、多様な部署で活用されています。導入後は専任のシステムエンジニアが個別にサポートを行い、運用の安定性も確保されます。さらに、初期導入費や保守料金といった追加コストが発生しない年間契約モデルを採用しているため、コストの見通しが立てやすく、予算管理も容易です。
- 直感的に使えるシンプルな操作設計
- Excel作業と紙帳票処理もまるごと自動化
- 導入後も任せられる手厚い支援体制

マクロマンは、無料で利用でき、コストを削減しながら業務効率の向上が期待できるRPAツールです。追加費用が発生するのはサポートが必要な場合のみ。スモールスタートからDX推進を図る企業に適しており、8,000社以上のさまざまな業界での導入実績があります。豊富なサポートプランもあるので、RPAツールの利用が初めての企業でも安心して活用できます。
- 多様な業務での適用性
- 直感的な操作性と学習リソースの充実
- 柔軟なサポートオプション

MinoRoboは、国内で 開発されたシンプルなRPAツールで、特に「とにかくわかりやすくて操作が簡単」と感じる方も多いはずです。現場の方が中心になって使えるよう、あえてシンプルで直感的なインターフェースを採用しています。例えば、Excelの関数が使えれば、特別なトレーニングなしでも無償セミナーを受けるだけでスタート可能。 初めてRPAを導入する企業や、中小企業にとっても、MinoRoboなら簡単に業務を自動化することができます。
- 直感的なマウス操作と日本語UIで“そのまま”使える
- 高精度の操作再現性で安心のパフォーマンス
- 初心者でも安心のサポート体制
ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズは、RPA導入に二の足を踏んでいた企業にとって、かなりいい選択肢です。ナビゲーション機能を搭載しているので、プログラミング知識がなくても直感的に操作でき、スムーズに業務の自動化が進められます。加えて、手厚いサポートが無償で提供されているので、「とにかくサポートがしっかりしているRPAを探している」という方にも安心です。低コストの料金体系もポイントで、初期費用や運用費用の負担を気にせず導入できるのが魅力的ですね。
- ナビゲーション機能で迷わずスタート
- 無償の伴走サポートを提供
- 低コストで導入しやすい

RaBitは、業務の自動化を専門とするRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)サービスです。特に、手作業でのデータ入力やシステムへの転記といったルーチン作業の効率化に強みを持っています。会計システムへの入力や給与明細の配信など、人手で行うとミスが発生しやすい作業を自動化することで、作業の正確性とスピードを向上させます。また、RaBitは専門知識が不要なため、自社で複雑な設定を行う必要もなく、専任のエンジニアが導入から運用サポートまで対応してくれるのは嬉しいポイント。 中小企業やスタートアップにも導入しやすい料金設定も魅力のひとつとして挙げられます。初期費用が66,000円、月額利用料が1業務あたり10,450円という、業界でも非常にリーズナブルな価格で提供されており、すでに1,500社以上の導入実績を持ち、幅広い業界や部署で活用されています。簡単な手続きと低コストで業務の効率化を進めたい企業にとって、RaBitは最適な選択肢といえます。
- ワンストップで専門的なサポートを提供
- 業界でもトップクラスの低コスト
- 多様な業種・業界での実績と柔軟な対応力

Yoomは、AIやAPI、RPA、OCRといった最新技術を組み合わせて、一連の業務フロ ー全体を自動化できるツールです。通常のRPAツールが単一作業をこなすだけなのに対し、Yoomは人とシステムとAIが連携して働く「ハイパーオートメーション」を実現しています。これにより、データ入力や書類発行、メール対応、社内通知といった日々の事務作業がノーコードで直感的に自動化できます。 また、SlackやNotionなど200以上のSaaSツールとも連携可能で、幅広い業務を一つのプラットフォームで管理できるので、削減した時間をもっとクリエイティブな作業に使えるようになります。
- ノーコードで簡単に事務作業を自動化
- 多彩な技術を組み合わせたハイパーオートメーション
- 万全のサポート体制

RoboWorkerは、AIとRPAのいいとこ取りをした次世代の業務自動化ツールです。企業の業務全体を自動化して、手作業のミスをなくし、効率と生産性をガツンと上げてくれます。AIが自動でシナリオを作成してくれるので、いちいち設定をやり直す必要もなし。 導入前後のサポートも充実していて、メールや電話、リモートでのサポートなど、細やかな支援体制が整っています。
- AIが自動で作るシナリオで、業務効率化がラクになる
- AIとRPAのダブル効果で正確性も抜群
- 充実サポートで、初心者でも安心のスタート
EzRobotは、中小企業の現場を考えて作られた、パソコン周りの作業を自動化するRPAツールです。一目で操作方法がわかるシンプルなUIが特徴で、エンジニアでなくても知識不要で問題なく操作できます。ExcelやWeb、業務ソフトなどあらゆるアプリを操作できるため、業界を問わずに導入されています。 初期費用なし、月額5万円からと低価格ながらサポート体制も万全。専任のIT担当者がいなくても安心して運用できるため、中小企業でも手軽に業務の効率化を図ることができます。
- 誰でも使えるシンプルなUI
- 万全のサポート体制で安心
- 初期費用なし!月額5万円からの低価格プラン

SetROBO for Kittingは、PCのキッティング作業を超効率化する専用のRPAツールです。これがあれば、1人で何十台ものPCを同時に設定できるので、キッティングの面倒な部分が一気に解消されます。しかも、キッティング対象のPCには余計なソフトをインストールする必要がなく、実行形式ファイルを一回実行するだけで設定が完了する手軽さです。設定内容の確認や証跡も自動取得されるので、ミスなくしっかり管理できるのも安心ポイント。さらに、キッティングするPCの台数にかかわらず一定料金で利用できるのもコスパ的に魅力的です。
- キッティング対象PCへのインストールが不要
- 1つの実行ファイルで複数PCの個別設 定が可能
- キッティング台数に関係なく一定料金で利用可能
RPAツールのナレッジ
RPAツールの比較ポイント・選び方
RPAツールを選ぶ際のポイントは、
・導入形態とライセンス形態
・ 自動化したい業務への対応
・シナリオ設計の容易さ
・カスタマイズ性
・管理・運用のしやすさ
の5点です。
クラウド型やデスクトップ型などの導入形態やライセンスが自社に適しているか、自動化したい業務に対応できるかを確認しましょう。専門知識不要で直感的にシナリオ作成が可能なツールは業務負担を軽減します。汎用型や特化型の中で、自社の特殊な業務やワークフローに合わせたカスタマイズ性も重要です。また、メンテナンスやトラブル対応がスムーズな管理のしやすさを重視し、セキュリティ機能やサポート体制の充実も比較ポイントです。
RPAツールの価格・費用相場
RPAツールの価格・費用相場は、導入形態によって大きく異なります。クラウド型RPAツールは月額制や年額制のサブスクリプションが一般的で、費用相場は初期費用が無料から数万円程、月額料金は5万円から20万円程です。
一方、サーバー型やデスクトップ型RPAツールの費用相場は、初期費用が25万円から100万円程、月額料金は5万円程です。特にサーバー型(オンプレミス型)は初期費用が高くなる傾向がありますが、長期的な利用を考慮すると企業によっては費用対効果が高いケースがあります。
RPAツールは業務の規模や自動化範囲に応じた料金プランを用意しているサービスも多いです。また、サポートのレベルによって、サポート料金が変わるサービスも存在するため、事前に確認しましょう。
RPAツールのメリット
RPAツールのメリットは、単純作業や定型業務を自動化することで人件費を削減できる点です。人手不足の企業に特におすすめで、少ない人材で効率的に業務を進められます。
また、従業員を付加価値の高い業務にシフトさせることができ、生産性向上や業務スピードの改善にも寄与します。
RPAツールのデメリット
RPAツールのデメリットは、あらかじめ設定されたルールに基づいた動作しかできないことです。業務フローが変更された場合や例外処理が発生した場合には、シナリオの再設計が必要となります。
そのため、RPAはルーチンワークや定型業務に適しており、柔軟な対応が必要な業務には限界があります。
RPAツールの導入手順
RPAツールの導入手順は、まず自動化の対象となる業務を棚卸しして優先順位をつけ、業務フローを詳細に分析することが重要です。次に、選定した業務に基づいてRPAツールのシナリオを設計します。その後、RPAツールを設定し、導入前にテストを実施してシナリオが正確に機能するか確認します。
運用開始後は、定期的にシナリオの最適化を行い、変化する業務内容に最適化していきます。RPAツール導入の過程では、運用担当者の教育や運用ルールの整備も成功のカギとなります。
RPAツールの機能
RPAツールの基本機能として、繰り返し作業の自動化やデータの抽出・入力、ファイルやアプリケーション間の連携があります。スケジュール機能があれば自動化のタイミングを設定でき、複数の業務を並行して処理することが可能です。
エラー発生時の通知機能や実行結果を記録するログ機能は、業務進捗の確認やトラブル対応に役立ちます。さらに、レコード機能では操作を記録でき、同じ操作を再現するシナリオを作成をしたい企業におすすめ。トリガー機能は、特定の条件が満たされた際に自動で処理を開始する機能で、リアルタイムな業務対応が可能です。
RPAツールとAI・VBAの違い
RPAツール、AI、VBAはそれぞれ業務自動化を実現できる技術ですが、役割や特性には違いがあります。RPAは、定型的な業務をシナリオベースで自動化するツールで、複雑なプログラミングを必要とせず、直感的な操作で利用できる点が特徴。
一方、AIはRPAツールのような自動化ができることに加え、データ分析や学習機能を持ち、判断や予測を行うことが可能です。RPAツールはルールに基づいた業務しかできませんが、AIは判断ができることが大きな違いです。
また、VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Officeで利用されるプログラミング言語のこと。RPAツールとの違いは、VBAを使うにはプログラミングの知識が必要となることと、自動化はマイクロソフトのソフトウェア内に限定されることです。RPAツールは、VBAと比べて汎用性が高く、さまざまな業務ツールやシステムに対応する点が強みです。
RPAツールで自動化できる業務・自動化できない業務
RPAツールは、主に定型的で繰り返しの多い業務を自動化するのに適しています。具体的には、データ入力や集計、メールの自動送信、ファイルの整理や移動、定期的なレポート作成などが挙げられます。また、ERPやCRMといった複数のシステム間でのデータ連携や更新、ウェブサイトのスクレイピングなど、システムの垣根を越えた業務自動化にも対応可能です。これらの業務はルールが明確で手順が決まっているため、RPAによる効率化が非常に有効です。
一方で、複雑な判断が必要な業務や、柔軟な対応が求められる業務の自動化には限界があります。例えば、顧客対応やクリエイティブな作業、突発的なトラブルに対する判断など、状況に応じてアクションを変更する必要がある業務には対応できません。また、曖昧なデータや非構造化データの処理も苦手とするため、AIや人間のサポートが必要になる場面が多いです。
RPAツールの連携
RPAツールは外部システムと連携することで業務効率化をさらに推進します。CRMやSFAとの連携では顧客データの自動更新や履歴記録が可能となり、営業チームの手作業を削減し顧客対応に集中できます。ERPとの連携では発注処理や在庫管理を自動化し、経理や物流部門の効率向上に寄与します。
勤怠管理システムと連携すれば、勤怠データの自動集計により給与計算がスムーズになり、人事担当者の負担を軽減できます。また、チャットボット連携により問い合わせ対応を自動化でき、カスタマーサポートや社内対応の負担も削減可能です。これらの連携により、各部署は手作業から解放され、重要な業務にリソースを集中できるようになります。
RPAツールのシェア
MM総研の「RPA国内利用動向調査 2022」によ ると、RPAツールの導入率は年商50億円以上の企業で45%、年商50億円未満で12%という結果でした。早い段階でRPAツールを導入した企業の方が、より幅広くRPAツールを活用していることが分かります。
また、RPAツール市場では、いくつかの製品が主導的なシェアを占めています。特に、2010年にNTTの研究所で生まれた純国産RPAツール「WinActor(ウインアクター)」は、導入企業数8,000社以上を誇ります。金融業から物流・小売業と幅広い分野で高い評価を受け、国内シェアNo.1(※)のRPAツールです。日本企業特有の条件・業務プロセスにも対応し、シナリオも作りやすいことが特徴。企業独自のシステムやツールにも柔軟に対応可能です。
「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は、中小企業600社以上の導入実績を持つ、国産デスクトップ型RPAツール。1ライセンスで複数台のパソコンにインストール可能なことが強み。誰でも簡単に作成できる操作性と、低価格なこともシェア数が多い理由です。
※「WinActor」公式サイトを参照。
RPAツールが必要とされる背景
RPAツール が必要とされる背景には、労働力不足、デジタル化の進展、業務システムの複雑化といった企業の課題があります。少子高齢化に伴う人材不足では、単純作業を自動化し効率を向上させる役割が求められています。
デジタル化により正確なデータ処理が必要とされる中、RPAツールはヒューマンエラーを防ぎ、信頼性の高い業務遂行を可能にします。さらに、ERPやSaaSの乱立によるシステム間作業の煩雑化も解消し、データ連携の自動化で作業時間とコストを削減します。このようにRPAツールを使うことで、業務効率と生産性が向上し、従業員の負担軽減とコスト削減も実現可能です。
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