無料でリサーチ業務を効率化!Perplexity AIの使い方を解説
更新日 2025年02月20日
AI最強ナビ編集部です。仕事 やプライベートで、ニュースをまとめてチェックしたり、調べ物をするとき、ChatGPTなどの生成AIを使う人も増えてきましたよね。
でも、「この情報、本当に正しい?」「欲しい情報にたどり着かない…」と、気づけばAIとの壁打ちやサイト巡回に時間を費やしていた…なんてことも。
「もっと早く、確実に知りたい!」そんなとき頼りになるのが Perplexity AI。リアルタイム検索×AI要約で、効率よく情報収集ができる注目のサービスを、本記事で詳しく解説します!
Perplexity AI(パープレキシティ エーアイ)とは、AIを活用した検索エンジン。ユーザーが質問を入力すると、インターネット上にある最新情報をリアルタイムで取得し、的確な回答や関連性の高い情報を表示してくれます。

Perplexityは、情報の出典源を明示した上で多くの情報を提供してくれるので、「どこで得た情報なのか」を把握しながら、効率よく情報収集ができます。
なので情報を探すたびに、いくつものサイトを巡ってブラウザを開きまくり、気づけばwikipedia巡回で時間を溶かしていた…なんてこともなくなります。
しかも、わざわざクレジットカードの登録をせず、無料から使えるのも嬉しいポイント!
Perplexity AIの特徴は大きく分けて以下3つです。
- AIがリアルタイムで検索した内容を会話で提供してくれる
- 回答に、信頼性の高い情報源も明示してくれる
- 高機能検索エンジンが無料で利用できる
AIがリアルタイムで検索した内容を会話で提供してくれる
Perplexityの特徴は、なんといってもリアルタイム検索! ユーザーが入力した質問に対し、AIがインターネット上の最新情報をすぐ調べてくれます。得た情報を要約し、会話形式でユーザーに提供してくれるため、複数のWebサイトを閲覧する手間が省け、必要な情報をすぐ得られます。
Perplexityの特徴2つ目は、提供した回答に情報源を明示してくれること。 各回答には引用元が記載されるため、すぐに情報の出所も確認できます。そのため、「この情報、本当かな?」と不安になることなく、安心して情報を活用できます。
Perplexityはスタンダードプランであれば、クレジットカードを登録せずとも無料で利用できます。 さらにモバイルアプリも提供しており、外出先でも簡単に情報検索が可能です。例えば学生や研究者、一般の情報探索者など、誰でも使えます。
Perplexity AIの使い方はめちゃくちゃ簡単。
Perplexityのサイトにアクセスし、検索窓に質問を入力するだけ。1ステップで完了です。

例えば「今日から過去1週間にかけての生成AIに関するニュースを10個教えて」と入力すると、以下のような回答がすぐに得られます。

質問の下に横並びするリンクや、各回答の横にある番号リンクが情報源です。「これどこ情報?」と思ったら、すぐに情報源に飛んで行けるのがありがたい。
ログインしなくても無料で、基本的な検索機能を利用できます。ただし、ログインすれば追加で利用できる下記機能もあるため、新規登録してログインすることをおすすめします!
- 検索履歴を保存し、後から確認し整理できる
- ファイルをアップロードでき、さらにその内容をAIに質問できる
- 検索結果をトピックごとに整理し、効率的な情報が管理できる
Perplexity AIとchatGPTとの違い
今はChatGPTをメインで使っているけど、「Perplexity、ちょっと気になる…!」って方も多いのではないでしょうか。2つの違いをまとめてみました。
項目 | ChatGPT | Peplexity |
---|
主な用途 | AIチャットボット・対話型AI | AI検索エンジン・情報検索ツール |
情報源 | 訓練データに基づく回答 | インターネット検索を活用した回答 |
リアルタイム性 | 最新情報は取得不可(無料版)Pro版ではweb検索可 | ほぼリアルタイムの情報を提供 |
回答の仕組み | 事前学習データをもとに生成 | 検索結果を要約して提供 |
情報の信頼性 | 引用元なし(web検索時のみ参照可) | 情報源の明示あり |
対話の継続性 | 長い会話の文脈を保持 | 検索ごとに独立した回答 |
無料利用 | 無料版あり(制限付き) | 基本無料で利用可能 |
有料プラン | ChatGPT Plus | Perplexty Pro |
対象ユーザー | 文章生成・要約・Q&Aを求める人 | 最新情報や信頼性の高い検索を求める人 |
ChatGPTは対話型AIとして、文章生成や要約、アイデア出しに強みがあります。一方、Perplexityはリアルタイム検索を活用し、信頼できる情報を迅速に提供することに特化しています。
例えば、私は記事を執筆するとき、ペルソナの壁打ちや、日本語や誤字脱字チェックなどにはchatGPTを使っています。他にも「上司に本当はこう言いたいけど、そのまま言うと角がたつから意図を残しつつ言い方をよりマイルドにして」とお願いすることもあります。
Perplexityは、例えば自分の執筆ジャンルに関するニュースや会社の飲み会・週末にいく子連れスポットの候補探しなど、「できるだけ多くのリアルタイムな情報を 知りたい場合」に使っています。
Perplexity Pro(有償版)に登録してできること
次に、有償版(Perplexity Pro)と無料版の違いを表にまとめました。
できること | 無料版 | 有償版(Perplexity Pro) |
---|
AIモデルの選択 | 標準モデルのみ | GPT-4o,Claude3.5など選択可 |
Pro Search | 4時間ごとに3回まで | 1日300回以上 |
ファイルアップロード | 1日3回まで | 無制限 |
画像生成 | 利用不可 | Playground v3,DALLE-E 3, Stable Diffusion XLなど |
Pages機能 | 利用不可 | リサーチ結果のコンテンツ化・編集・保存可 |
最新AIモデルを選択し、より高度なAI生成ができる
Perplexity Proでは、複数の最新AIモデルを選択でき、用途に応じた文章の生成が可能です。
AIモデル | 特徴 | おすすめの用途 |
---|
Claude3.5 Sonnet | 高度な推論、長文生成が得意 | ブログ記事、マーケティング資料、論理的な文章 |
Sonar Large | 大規模データ分析、SEOリサーチ分析、 | 市場調査、競合分析、SEO記事の作成 |
GPT-4o | 画像認識、多言語対応、クリエイティブな文章作成 | SNS投稿、ビジュアルコンテンツの説明文、翻訳 |
Sonar Huge | 長文処理に優れ、大量のテキストデータを要約可能 | 研究レポート、ホワイトペーパー、ビジネス文書 |
Grok-2 | リアルタイム情報、画像生成が可能 | 最新トレンド記事、SNS向けコンテンツ、広告コピー |
AIモデルを切り替えたい場合は、歯車マーク→設定画面→AIモデルからGPT-4、Claude 2.1、GoogleのGeminiなどを選択できます。

早速、SEOリサーチ向きのAIモデル・Sonar Largeで「2024〜2025年のSEOトレンドを基に、「検索ボリュームが多く、競争率が低い恋愛に関するブログテーマ」を10個提案してください」と打ち込んでみました。


これ面白そう。
Pro Search(プロサーチ)機能では、表面的な検索だけでは中々たどり着けない情報までを深く掘り下げ、より広い視点で結果を提示します。どのようなプロセスで検索し、どんなキーワードを使い、どこから情報を引っ張ってきたのかが明示されるため、調べた内容の裏付けがとれ、安心して活用できます。
要するに、めちゃくちゃ詳しい検索結果を出してくれます。
有料版では1日に最大600回、無料版では4時間ごとに5回まで利用可能です。
PDFやWordファイル、pngなどをアップロードすると、AIが内容を解析して要約してくれます。実際に、弊社で公開中の記事(PDF)を試しにアップロードしてみたら、ちゃんと要約してくれました。これは便利〜!

他にもこんな活用方法がありそうです。
- 重要なデータポイントを抽出し、SNS投稿用の文章として活用する
- ユーザーが投稿したレビューやアンケート結果をAIが要約し、コンテンツ化する
- 過去のブログ記事やホワイトペーパーをAIで要約し、新しい記事やSNS投稿として再活用
- 長文のニュースや論文を要約し、効率よくインプットする
Pages機能により、コンテンツ作成を自動化できる

有償版限定の機能の一つに、リサーチ結果を自動でコンテンツ化できる「Pages」機能があります。見出しやリード文、ヘッダー画像までを自動生成でき、編集も簡単。ブログ記事やプレゼン資料の作成が、圧倒的にラクになります。
Pages機能の使い方手順
1.左側メニューのライブラリをクリック
2.ページ上部の「ページ」をクリック
3.タイトルを入れ、想定ユーザーを選択
記事の自動生成を開始します。

さらに自動生成終了後、見出しを追加するとさらに自動生成してくれます。「簡潔」「詳細」など文章の感じ を調整することもできます。メディア追加を押すと、画像追加も可能です。

画像生成ツールは他にもありますが、念のためPerplexity Pro(有償版)の機能もご紹介します。DALL·E 3やStable Diffusion XLなどの画像生成AIを使って、テキストから高品質な画像を作成できます。ただし、商用利用には制限があるため、利用時は規約の確認が必要です。
画像生成手順
①左メニュー、アカウント名横の「歯車マーク」をクリック。設定画面にて、画像生成モデルを選択します。

この段階では、単に「マッチングアプリの初デートで、住宅展示場にいく初対面同士の男女の画像を生成して」と入力しても、画像生成はされません。

文章生成後に、ページ右側に表示されるメニュー「画像を生成する」から、写真やイラストなど、生成したい画像のテイストをを選択できます。

初対面なのに距離感が近い(そこ?)。
画像の指示には少し工夫が必要そうです。
Pro版ユーザーは、専用のDiscordチャンネルや優先サポートを利用可能です。質問やトラブルもスピーディに解決できるので、安心して使い続けられます。
まとめ:Perplexity AIはコンテンツのリアルタイムな情報収集におすすめ
Perplexity AIは、リアルタイム検索とAIによる要約を組み合わせた高機能な検索エンジン。無料で利用でき、出典が明示されるため、信頼性の高い情報収集が可能です。特に情報収集を日常的に行うライターやマーケター、研究者にとっては特に便利なツール。
有償版のPerplexity Proでは、最新AIモデルの選択や高度な検索(Pro Search)、ファイル解析、コンテンツ自動生成(Pages機能)、画像生成など、多彩な機能が利用可能。より精度の高いリサーチや記事作成を行いたいユーザーには、Pro版が適しています。
無料版でも十分活用できますが、より深い検索や高度なAI機能を求める場合は、Pro版を検討すると良いでしょう。
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